井上 矯正歯科 審美歯科

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今月のトリビア:フードファイター小林尊さんも顎関節症?(2009/09/01)

2009年7月にあった日本顎関節学会学術大会で、フードファイターの小林尊さんの講演を聞いてきました。アメリカでホットドッグ早食い競争の8連覇の記録を持つ人です。試合直前に顎関節症になり、口が開かなくなり、「試合に出場できるかどうか」という事態になった。この講演では、小林尊さんの顎関節症を治療した先生も来ていて、どうのような状態だったかの話もありました。

小林尊さんは、世界で唯一のプロなのだそうです。ですから、口が開かなくなると、文字どうり食べられなくなるわけです。

試合の一週間前ぐらいから、水をたくさん飲んで胃を大きくしておくそうです。たくさん食べても気分が悪くなったり吐いたりしないそうです。でも、試合の最後のほうでは苦しいし、試合が終わると体が重くなるそうです。10分間でホットドッグ50個を食べると、14キロ体重が増えるらしい。

小林尊さんの古い写真を見ると、結構マッチョの感じなのに、今は身長173cm, 体重75kg(不確実な数字です)と普通でした。以前はボディービルをしていたのですが、顎関節症になってから、トレーニング中に歯を食いしばるのは良くないかなと思い、今はトレーニングしていないそうです。そばにいた先生は、少しぐらいならトレーニングしても良いのではないだろうかと話してました。

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セカンドオピニオンで「ぎくしゃく」(2009/07/01)

私の患者さんがセカンドオピニオンを聞きたいとの様子だったので、検査資料を患者さんに渡して、某国立大学病院にいってもらったところ、患者さんと大学の先生と私の三者の、それぞれの思惑が異なったために、お互いに「ぎくしゃく」してしまった。その原因は、以下の3つです( と私は思う)。

1.セカンドオピニオンがシステムとして確立されていない。アメリカでは、病院に内科や外科があるように、セカンドオピニオン科があり、システム化されている。日本の病院には、セカンドオピニオンを求めて来院した患者さんに何をどのように説明するのかという基準がなく、個々の先生が個人的な意見を述べるというだけである。「うちの病院は、セカンドオピニオンの基準がある」という先生があれば、ごめんなさい。私の認識不足です。

2.日本人は、形のないものには、お金を払いたがらない。「話(セカンドオピニオン)を聞いただけなのに、お金を払うの?」です。何でもアメリカが正しいとは言いませんが、アメリカでは数百ドル必要なようです(何かの医学雑誌で見た数字であり、私が確認したわけではありません)。

3.セカンドオピニオンを述べるのは、難しい。特に、「歯科矯正治療は、定型的なガイドラインのない治療だ」と言われており、ある治療方法が効果がなくても、その治療が間違っているとは言えない場合が多いのです。

最後に、セカンドオピニオンを求めて病院に行く場合には、「この病院に転医した場合には、どのような治療方法で、どのくらいの治療期間で、どのくらいの治療費が必要ですか?」と具体的な話を聞いたほうが良いだろう。でないと、「こんな方法もあるし、こんな可能性もあるし」の一般的な話に終始してしまいがちだ。今、治療してもらっている先生に「セカンドオピニオンを聞き行きたい」と言いにくければ、内緒で行っても大丈夫です。レントゲン写真や検査データはなくても構いません。

井上矯正歯科は、セカンドオピニオンの方も、相談無料です。ちなみに、私は、他の先生がてこず(手古摺)っている症例を、なんとか、そこそこの形で治すのも得意です。難治症例ですから、「そこそこ」です。経験の少ない先生だと、なかなか治療が終わりません。

ペットボトルからリサイクルされた矯正装置が新発売。(2008/11/01)

ペットボトルからリサイクルされたブラケット(歯の表面に接着して、歯に矯正ワイヤーを固定するための約2mm立方のもので、金属製、セラミック製、プラスチック製等がある)がT社から今年の秋に新発売されました。最初は、「ペットボトルからリサイクルした環境にやさしいブラケットです」と宣伝していたのに、最近では、「ペットボトルからリサイクルした環境にやさしい」という言葉が製品紹介のパンフレットにありません。「ペットボトルからリサイクルした環境にやさしい」は、販売促進につながらないと判断したのでしょうか(私の個人的な意見です)。患者さん側からは、どうでしょうか?ペットボトルからリサイクルされたブラケットが口の中にあるというのは、気分的にどうなのでしょうか?念のために、付け加えておきますが、ペットボトルから直接、ブラケットを作るわけではなく、ペットボトルを溶かして、その材料からブラケットを作ります。

「環境にやさしい」について言えば、医療機関は環境にやさしくないです。感染防止のために、なんでもかんでもディスポーザブル、使い捨てです。リサイクルしません。

大学病院の先生はアルバイト禁止?(2008/10/01)

国公立の大学病院の先生は公務員なので、原則、アルバイト禁止です。公務員なので、歯科医師手当てが付くとはいえ、給料は、そんなに多くはなく、むしろ、開業医の方が収入が多い傾向にある。

そこで、以前は、大学の先生はアルバイトに行っていました。病院の歯科や開業医のところに行って、歯科治療をしてバイト料をもらいます。表向きは、学術講演に行くという名目にしていた。でも、実際は、アルバイトなのではないかとの意見も多くなり、5, 6年前(10年位前?)に、アルバイトが全面禁止になりました。その時に、アルバイトなしでは困るという先生は、大学を辞め開業しました。

ちなみに、医科では、高額な検査機器や入院設備が必要ですから、大学病院と開業医院では、治療の内容も変わります。一方、歯科では、あまり変わらないので、優秀な先生は、皆、開業してしまいます。(アメリカが手本になると言うつもりは、ありませんが)アメリカの大学の教授は、大学とは関係のない個人の歯科医院を持っている教授も少なくないようです。大学が優秀な人材を集めるためかなとも、思われます。

入れ歯リサイクル(2008/08/01)

不要になった入れ歯を集め、貴金属を抽出して換金し、福祉事業団に寄付している団体がある。2006年12月に設立された「NPO法人 日本入れ歯リサイクル協会」である。兵庫県では、三木市役所に回収ボックスが設置されているようだ。

「入れ歯リサイクル」と聞くと、歯が全くないお年寄りが使用する入れ歯を思い浮かべるが、それには、金属が使用されてないことが多い。役に立つのは、金属が多く使用されている入れ歯や冠やブリッジなのです。

「こうした活動が支持される一方で、一部のマスコミではリサイクル入れ歯の補綴金属から換金された資金の行方を怪しむ報道もされている。」(DENTAL TRIBUNE 2008年7月号より引用)の意見もあるけれど。

ニンテンドーDSのゲームで歯医者さん体験(2008/07/01)

ニンテードーから 「THE歯医者さん」が新登場。ニンテンドーDSでプレイするもので、タッチペンで歯を削ったり、インプラントを付けたりして、治療する。うまく治療できると、ポイントが多くもらえる。そのポイントで広告したり、新設備を買い入れたりして、そのクリニックを大きくしていくというゲームソフトです。当面の目標は、開業資金の返済。結構、リアルです。売れるかな?

not-smoke-freeな歯科クリニック(2008/06/01)

通常、医療機関は禁煙であるのが普通ですが、待合室に灰皿が置いてある歯科クリニックも、あります。あの歯科クリニックでは、待合室でタバコが吸えるからという理由で、愛煙家に人気があったりします。その歯科クリニックの方針は、「愛煙家の患者さんを集める。タバコの嫌いな患者さんは来院してくれないだろうが、仕方がない」なのでしょう。

ちなみに、主要先進国の男性喫煙率は、日本43.3%(価格2.58$)、フランス28.2%(6.33$)、ドイツ27.9%(5.62$)、英国27.0%(9.69$)、米国20.7%(3.89$)など。タバコの値段(最も人気の高い20本入り1箱)は、日本が英国やフランスなどに比べ格段に安い。米国はタバコ税率が10%と低く、値段も安いが、喫煙率は低い。

日本では喫煙者が多いから、ビジネスとしてみると、喫煙者にターゲットを絞るというのもありうるような。でも、喫煙が口腔内の健康に悪影響を与えると言われているのにもかかわらず、歯科クリニックに灰皿を置くのも、どうなんだろうな。

分業化する入歯作製(2008/04/01)

入歯とかクラウン冠などは、歯科技工士さんが作ります。歯科クリニックに勤務している技工士さんが作る場合と、歯科クリニックが技工所に発注する場合があります。大手の技工所では、作成過程が分業化されており、入れ歯を磨いている技工士さんは、毎日毎日、ひたすら入れ歯を磨いています。入れ歯を磨くのは上達するかもしれませんが、他のテクニックが上達しません。それが嫌で、退職する人も多いらしい。

いくつかの美容院では、特定の美容師さんにお願いすると指名料が必要であったり、トップスタイリストとスタイリストでは料金が異なっていたりします。それと同じことが大手の技工所では、あります。特定のテクニシャン(技工士さん)にお願いすると指名料が必要だったり、トップテクニシャンとテクニシャンでは技工料金が異なっていたりします。

保険診療については、腕の良い歯科医が治療しても、歯学部を卒業したての歯科医が治療しても、同じ治療費です。これはおかしいと言う人もあれば、これでいいんじゃないと言う人もあります。

さて、「保険治療については治療費が同じなのに、技工料は異なるの?」という疑問をお持ちになった方もあるでしょう。保険治療の治療費の金額は労働厚生省で決められていますが、技工料は決められていないのです。歯科クリニックでの治療費はクリニックが保険請求し、技工料については技工所でも保険請求できるようにしようとの話もあるようですが、利害関係者の調整がつきにくいでしょうね。

特別販売「なめちゃダメ!!噛んじゃダメ!!」(2008/03/01)

最近、特別販売「なめちゃダメ!!噛んじゃダメ!!」というダイレクトメールがきました。一瞬、成人向けDVDか?と思いましたが、爪を噛んだり、指をなめたりするのを防止するための薬剤入りのマニキュアでした。その製品名は「マヴァラ バイターストップ」。カタカナで書くと、なにか怪しげですが、パンフレットによれば、Mavala社はスイスの会社で信頼あるブランドらしい。従来の指に塗るタイプではなく、マニキュアにしたところがセールスポイントでしょうか。興味のある方は、インターネットで調べて下さい。大人でも、爪を噛む癖があって、爪がボロボロになっている人がいますね。

歯科クリニックの天敵(2008/02/01)

「歯科クリニックの天敵」というタイトルは、不適切であることを、先にお詫びしておきます(なら、使うな、ですよね)。歯科医にとって、最も恐ろしい存在が税務署です。もちろん、歯科医師免許の取り消しの権限をもっている国(ちなみに、私の歯科医師免許証の発行者は、渡辺美智雄厚生大臣です)の方が恐ろしいのですが、よっぽど酷いことをしない限り免許取り消しにはなりませんから、実質的に恐ろしいのは、税務署です。患者さんのクリニックに対する評判も恐ろしいですが、患者さんは、恐ろしいというよりも、大切にしないといけない存在でしょうか。

最近、インターネットで所得税の確定申告ができるようになりましたね。先日、税務署で聞いたことを、ここに書きますが、詳細については税務署に確認して下さい。インターネットで、医療費控除を受けるための所得税の確定申告には、2つの方法があります。一つは、税務署のホームページから書類をダウンロードしてプリントアウトし、記入して、必要な書類と共に郵送する方法。もう1つは、”e-Tax”。これは、今年から採用されたもので、コンピューターの画面上で数字を入力し、それをインターネットを介して税務署に送るというものです。後者は、電子証明書付きの住民基本台帳カードやカードリーダーが必要となり、「医療費の領収書や源泉徴収票等の提出又は提示を省略できます」。そして、「書類の確認のため、確定申告期限から3年間、提出又は提示を求めることがあります」。以上が、税務署で聞いた話です。

以下は、私の与太話です。病院から貰った領収証の金額を書き換えて提出する人がいるらしい。e-Taxでは領収証の提出が必要でないならば、水増しした金額を書く人がいるんじゃないの?「提出又は提示を求めることがあります」と言っても、全ての人の領収証をチェックするわけには、いかないでしょう。

ガムは体に良いの?悪いの?(2008/01/01)

Reader's Digest( p49, November 2007)に、次のような記事がありました。

「私は、息が臭わないように、そして、間食をを避けるために、毎日、ガムを1パック噛んでいます。健康に良くないでしょうか?」

「ここにガムの犯罪歴(rap sheet)があります: 頭痛や顎の痛みを起こしたり、ガスを発生させたり(上の口と下の口から)、周囲の人をイライラさせたり、靴底に引っ付いたりするかもしれない。しかし、シュガーレスガムを噛んでいる限り、悪くない習慣だ。なぜ?シュガーレスガムには、シュガーの代用物としてキシリトールが含まれており、この成分は口腔内の細菌の繁殖を妨げ、虫歯になりにくくする(特に、子供において)。そして、カロリーを燃焼させるが、もちろん、フィットネスクラブに通う代わりに、ガムを噛むことを薦めるものではないけれども。ストレスがある時に、低カロリーのシナモンスティックで鬱積した感情を発散させることは健康的だし、更に、より有害な食品を口の中に入れることをガムが妨げる。結局、1日1パックのガムを噛む習慣は、別に悪いことではない。」

以上が、Reader's Digestの記事です。どうなんでしょうね。ジョギングが健康に良いと言われていたけれども、ジョギングは膝関節に負担をかけるので、早歩きの方が健康に良いと言われ出した。でも、あの東京マラソン大会以来、マラソンが人気になり、最近では、女性をターゲットにしたファッショナブルなウエアもたくさんありますね。

私は、歯医者ですが、患者さんに「このように歯を磨いてくださいね」とは言わない。だって、時代によって、推奨される歯の磨き方が異なるのだ。

へますると「痛い」と叫ぶ歯科実習用の患者ロボット(2007/12/01)

患者ロボットのサイトへは、ここをクリックして下さい。

「生まれた時から歯医者」というのはありえないですから、どの歯医者さんにも、患者第一号の人が必ずいるわけです。それは、大学病院にきてくれる患者さんです。大学病院に高度な治療を求めて大学病院に行く人もありますが、全くの新人歯科医に治療してもらう可能性もあります。でも、先輩の歯科医が近くで目を光らせていますから、心配無用だろう。

患者ロボットの治療と、実際の人の治療は全く違うが、患者ロボットで練習しないより、した方がいいかな。

アメリカに見る矯正のマーケット。(2007/10/01)

AAO(アメリカ矯正学会)による2003年及び2005年のマーケットレポートによる骨子は次のようになっています。

@2003年現在で矯正治療中の患者数は、500万人。A1993年から2003年の10年間で30%の増加。B矯正治療中の患者の80%は18歳以下で、70%は女性。C12歳の子どもで矯正治療を受けているのは、4人に1人。

アメリカの所得格差を考えれば、「12歳の子どもの25%」という数字は、矯正治療にかける資力がある家庭の子どもの50%以上が、すでに矯正治療を受けている状況だと思われます。

以上は、「RAPPORT 2007年9月号」(オーラルケア発行)からの抜粋です。

日本臨床矯正歯科医会が8月8日の「歯並びの日」に合わせて行った日本での意識調査では、口もとからのぞく歯並びが第一印象を左右すると71%の人が思っているものの、歯科医へ相談したことのある人は27%、実際に治療を受けた人は9.9%に留まっている。

以上は、「Dental Information 2007年9月号」(デンツプライ三金発行)からの抜粋です。

日本にいる時は気にならなくても、アメリカで暮らすようになると矯正治療を受けたいと思う成人も多いようです。

猫舌のすすめ。(2007/09/01)

ラーメンを食べながら、むせて咳をしている人がいますね。どうしてかと言うと、麺をすする時に、空気も一緒に吸い込むのです。その時に、間違って気管に入った食物を咳をすることによって排出しようとしているのです。その排出がうまくいかない老人では、誤飲性肺炎になったりします。

猫舌の人は、空気を吸い込む動作をせずに食べているのです。猫舌でない人が、空気を吸い込まずに、すなわち、音を立てないで飲食すると、猫舌になります。

この話を知ってから、私も音を立てないで食事するようになりました。そうすると、食事中に口の周りに食物が付くのです。そう言えば、食事中に音を立てないのがエチケットである西洋では、(映画とか見ると)ナプキンで口を拭きながら食事していますね。そうです。音を立てずに食事するには、ナプキンが不可欠なのです。

あなたも、誤飲性肺炎にならないように、音を立てずに食事をしてみませんか。

日本の歯科医は、世界一?(2007/08/01)

インビザラインという矯正装置は、歯科医が歯型を採り、それをアメリカの技工所に送ると、インビザラインが製作されて送られてきます。歯型が精密に再現されていなければ、技工所から連絡があり、歯型を採り直し、再度、送らなければなりません。その失敗率の国別の集計があります。

通常、5-10%の失敗率です。10%以上の国は、スペインの13.8%に続き、イタリア、フランスです。なんだか、ラテン系の国ばかりです。なお、矯正治療は先進国で盛んですから、発展途上国は、この集計には含まれていません。

さて、日本は、なんと1.8%と、ぶっちぎりの1位です。

歯根膜細胞は、空気中で0.5時間、唾液中で2時間、牛乳中で12時間生存可能?(2007/07/01)

外傷で歯が抜け落ちてしまった場合には、再植します。歯根膜細胞は、空気中で0.5時間、唾液中で2時間、牛乳中で12時間生存可能といわれていますので、牛乳中に保存しておき、12時間以内に歯科医に再植してもらいます。

「歯根膜細胞は乾燥に弱く、口腔外で乾燥状態にさらされると約30分で大半が死滅する。また、浸透圧やpHの変化に弱い。水道水は浸透圧が低いため歯根膜細胞は急速に細胞融解を起こす。唾液中では2時間生存可能といわれているが、やはり浸透圧が低いため保存という点では問題がある。生理食塩水は細胞の活性化の保持にはよいが、患者さんの身近にはあまりない。牛乳は患者さんの身近にもあり、またその浸透圧(230〜270mOsm/kg)とpH(6.5〜6.7)は歯根膜細胞の生存に非常に適しているのである。」以上は、「日常の口腔外科」(小森孝英編著、永末書店、2004年)より引用した。

国境なき医師団に建築設計士?(2007/06/01)(ヘェ〜3.5個でした)

先日、国境なき医師団(MSF)の人に会った。彼は、建築設計士で、診療所の増築や改築を担当していると言う。現在、マラウィにおり、その前はスーダン、その前はアルメニアにいたらしい。国境なき医師団というと、全員が医者と看護師だと思っている人が多いが、実際には、構成員の約半数が医療とは関係ない人達らしい。

そういえば、以前、新聞で読んだ記事を思い出した。アメリカの空母には、約2,000人の乗組員がいるが、その内、パイロットは220人ぐらいだというものだ。すると、10%が戦闘員で、残りの90%がサポートなのか。国境なき医師団にも、サポートが必要ですよね。

国境なき医師団(MSF)は、紛争地や災害地に医師団を派遣している団体で、フランスに本部があり、1999年にノーベル賞を受賞した団体だ。テレビジョンで、岡山の医師が外国の災害地に行くというニュースを見たことがあったので、「岡山に事務所があるのですか?」と尋ねると、「あれは、別の団体です」との返事だった。似たような名前の団体が、多くあるのでしょうか?

彼は、東京で開業していた建築設計事務所を閉鎖して、現在、国境なき医師団におり、今年の12月に契約が切れるので、再び、東京で建築設計事務所を開設するかなとのことだった。「給料は良いの?」と尋ねてみた。「あまり良くない。国連職員の方が高給なので、国境なき医師団で働いていた人が、現地採用で国連職員になることもある」とのこと。

国境なき医師団では、半年以上の契約らしいが、ヨーロッパでは、「行ってきても良いよ。また、帰ってきたら、その経験を生かして働いてね」らしい。でも、日本では、「行ってきても良いよ。帰ってきても仕事ないから、他の会社を探してね」だろうな。日本でも、最近、ボランティア休暇がある会社や地方自治体があるらしいが、その内容は、どのようなものだろうか?

"Photocopy, OK?" "No."(2007/05/01)(ヘェ〜3.5個でした)

銀行や郵便局で10万円以上(を超える?)の振込みをする場合には、2007年から運転免許証などの身分証明書が必要になりました。その時、「コピーしてもよろしいですか?」と尋ねられます。コピーするのが規則だと思っている人も多いのですが、「ダメです」と言えば、身分証明書の内容の転記をしてくれます。実際に、「コピーしないで」と言うと、時間がかかりますが良いですかと、嫌な顔をされる。

○便局や多くの銀行では、コピーが当然であるかのように「コピーしてもよろしいですね」と言う。選択肢があるならば、全ての選択肢を説明してほしい。たとえば、「コピーしますか、それとも、内容の転記にしますか?」のように。ちなみに、M銀行では、身分証明書の内容を用紙に客が記入し提出する。

「健康保険証を医療機関がコピーしても良いの?」と、知り合いの歯科医に質問した。「以前、健康保険証のコピーを貼り付けるスペースのあるカルテ用紙があったから、良いのではないだろうか」との答え。そこで、社会保険庁に電話で問い合わせたところ、「絶対にコピーしてはならない」との返事だった。「コピーしてもよろしいですか」と患者さんの了解を得たとしても、コピーしてはダメとのことだった。

ちなみに、コピー機でコピーすることを、英語では、photocopyと言うようです。

新庄さんは、芦屋の歯科医院を一日借切りにして、歯をしろくした?(2007/04/01)(ヘェ〜4.0個)

新庄さんは、芦屋の歯科医院を一日借切りにして、歯を白くしたらしい。歯の色は、VITAのシェードガイドでM-oneだったらしい。更に白いM-zeroもある。これは、噂話で、どこまで、本当やら。

歯のホワイトニングでは、あれほど白くはならないだろうから、セラミックの歯を付けているのだろうと思っている歯医者が多い。でも、一日で出来るの?

昔は、歯科技工士さんがセラミックのペーストを盛り上げて歯の形を作り、焼き上げていたので、出来上がりまで、数日の期間を要していた。

最近は、歯型をレイザーでスキャンし、歯の形のデーターをコンピューターに入力します。そのデーターを元に、コンピューター制御された機械で、セラミックの塊を歯の形に彫刻していきます。これなら、一日で出来ます。

「海外技工物、保険給付せず」−厚労省の見解(2007/03/01)(ヘェ〜4.0個)

国外で作製された歯科補綴物を保険給付にするか否かについて、厚労省は「患者からの要望があるとは承知していない」とし、「現時点で療養の給付対象とする予定はない」との見解を示す。以上は、2007年01月15日発行のDental Information(デンツプライ三金株式会社発行)に掲載されていたものです。

日本の製造会社、いや、世界中の(正確には、先進国の)製造会社が中国に工場を持っている、または、持つことを考えている。中国の賃金は安いからです。それと同じことが歯科界においても起こっています。日本の歯医者が、いや、世界中の(正確には、先進国の)歯医者が歯型を採り、中国に送ります。そこで補綴物(入れ歯、クラウン、インレイ)を作ってもらい、送り返してもらいます。日本国内の歯科技工所に送るよりも安価です。

冒頭の記事は、「日本の保険治療において、国外で補綴物を作ってもらうことを、現時点では、厚労省は認めない」との内容です。ということは、保険外治療では、可ということでしょうか。

日本では、国家資格である歯科技工士免許を持つ者のみが、補綴物を製作できます。中国では、免許がなくても製作できますから、手先の器用な人を集めて、補綴物を作りますので、低価格で生産(?)できます。品質については、ある工場では、ドイツのテクニシャンが指導しているので、大丈夫らしい。中国では、24時間体制で工場が稼動しているので、製作時間が短く、運送に多少の時間がかかっても、発送から受け取りまでのトータルの時間は、そんなに長くない。最後のパラグラフ(日本では、.....長くない。)の内容は、友人から聞いた話なので、不確かです。ゴメンナサイ。

いい医者に診てもらうには。(2007/02/01)(ヘェ〜2.0個でした)

佐和隆光氏(立命館大学教授)によれば、「中国で知人が眼科の病院にかかったところ、十数人の医師の名前が掲げてあって、その下にそれぞれ異なる診察料が書いてあったそうです。いい先生に診てもらいたいなら高い料金を払えというわけです。医師は市場による評価を受け、医師の質に関する情報が価格という形で患者に提供されているのです。」(日本経済新聞2006年12月25日から一部抜粋)

でも、誰がその金額を決めたの?

矯正分野にも韓流ブーム(2007/01/01)(ヘェ〜3.0個でした)

韓国では、矯正インプラントがポピュラーで、その韓流テクニックが日本にも入ってきている。

歯を動かすのに、奥歯から前歯を押したり引いたりすると、前歯だけを動かしたくても奥歯も動いてしまうことも多い。そこで、歯肉(顎骨)に矯正インプラント(ミニスクリュー)を埋入して、そこから前歯や奥歯を押したり引いたりするのです。必要がなくなれば、撤去します。

矯正治療は、アメリカが本場なのだが、矯正インプラントに関しては、日本や韓国が進んでいる。というのは、アメリカでは、抜歯や矯正インプラント埋入などの外科処置は、口腔外科医に依頼する。矯正インプラント埋入は、900ドルくらい(と私は聞いた)するので、矯正医は患者さんに矯正インプラントを勧めにくい。韓国では、矯正医が抜歯や矯正インプラントをするので、矯正インプラント埋入の費用を安くできるため、患者さんに勧めやすい。よって、矯正インプラントは、アメリカより韓国の方がポピュラーだ。日本は、韓国ほど積極的ではないが、アメリカほど消極的ではない。

韓国には徴兵制があり、矯正医も軍病院で歯科全般の治療をするので、韓国の矯正医は口腔外科領域の治療もできるのだと聞いたことがあるのだが、本当だろうか?

韓流ブームうんぬんではなく、矯正インプラントは、治療の幅を広げると言う意味から、それが必要な患者さんには有効な治療方法として、定着していくだろう。

歯の間に食べ物が挟まったら、どうする?(2006/12/01)(ヘェ〜3.5個でした)

リーダーズダイジェスト(2006年9月号63ページ)によれば、イギリス人の60%以上の人が、スクリュードライバーやハサミやイアリングで歯の間に挟まった食物を除去している。そして、23%の人は、歯の間に挟まったままにしているそうだ。

100%ー60%ー23%=17%の人は、どうしているのだ?more than 60%であるから、60%から69%の間か?それなら、100%ー69%ー23%=8%の人は、どうしているのだ?

アンケートにデンタルフロスや爪楊枝の項目はなかったのか?

「23%の人が、歯の間に挟まった食物を放置する」がニュースなのか?

突っ込み所の多い記事でした。

原文は、以下の通りです。

Fast Fact (63p, Reader's Digest, September 2006)

More than 60% of people use items such as screwdrivers, scissors and earings to remove food from between their teeth. And 23% choose to leave food stuck there. National Dental Survey, UK.

外国のレストランでは、あまり爪楊枝を見かけませんが、日本のレストランや家庭には爪楊枝があるから、日本人は、それを使っているのでしょうね。

まかせなさい先生と、まかせないで先生(2006/11/01)(ヘェ〜3.5個でした)

昔は、まかせなさい先生が、ほとんどでした。患者は黙って先生の言うことに従いなさいというスタイルでした。

今は、そうはいきません。ひたすら、先生は、患者さんに治療のオプションを説明します。こんな治療方法もあるし、あんな治療方法もあると。その結果、患者さんが混乱し、どれを選んだら良いか、よくわからなくなることも多い。(歯科医師は、説明する訓練を受けているわけではないので、説明の仕方が下手なことも多い)

そこで、セカンドオピニオンという言葉が出てくるのでしょうね。複数の先生から、治療の説明を受けようというわけです。

日本でも、大きな病院では、セカンドオピニオン科という診療科があります。検査した病院で検査結果を受け取り、それを持ってセカンドオピニオン科を受診するのです。

ちなみに、私は、まかせないで先生です。多くの治療オプションを説明した後、患者さんに選んでもらいます。困るのは、私に決めてもらおうとする患者さんです。それぞれの治療方法の結果は、それぞれ、異なります。何を優先するかです。見た目を優先するか、治療期間を優先するか、噛み合わせを優先するか。何を優先するかは、それぞれの患者さんの価値観にもよるので、私が決めにくい面もあります。

歯医者って、儲かるの?Part 2(2006/10/01)(ヘェ〜4.0個でした)

一般的に、病院には、歯科または口腔外科がないところが多い。なぜでしょう。それは、歯科または口腔外科をつくっても、赤字になるばかりで儲からないからです。歯科または口腔外科がある病院は、利益のためではなく、入院患者さんの便宜のために赤字覚悟でつくっているのです。

どうして儲からないかというと、歯科では、金属代や技工費などの経費率が、医科に比べて著しく高い。また、診療内容のうち、医科の先生が必ずしなければならない施術は約50%で、残りの50%は看護師さんや他のスタッフがしてくれます。他方、歯科医が必ずしなければらならい施術は約90%です(この50%と90%の数字は、以前、私が読んだ医学雑誌に書いてあったような気がする)。病院としては、給料の高い先生に施術してもらうよりも、給料の高くないスタッフに施術してほしいのです。そして、収益をあげるのです。アメリカでは、このシステムがはっきりしています。州によっては、外科医は手術のメインの部分だけをし、手術後の切開部の縫合等は看護士さんがするところもあります。

でも、歯医者って、赤字じゃないでしょ?もちろん、黒字です。大病院では、あまり経済的な採算を考えなくても良いので、放漫経営(放漫治療か?)になりがちです。個人歯科クリニックでは、1円、2円の経費を節約します。また、大病院では、診療時間は9時から16時で、昼休みも長い。個人クリニックでは、診療時間が著しく長く、診療後も雑用に追われる。雑用も含めると、ほとんどの歯科医は、1日に12時間以上、働いているでしょう。

歯科医の職病病(2006/09/01)(ヘェ〜3.5個でした)

腰痛、肩こり。歯科医は不自然な姿勢で口の中を覗き込みながら、治療するので、腰痛や肩こりの先生が、ほとんどです。

目に異物。治療中に目の中に異物が入るので、目が悪くない先生もメガネをかけてます。

運動不足。フィットネスクラブに入会する先生も多いですが、行く時間がないので、尻切れトンボになることが多い。

お酒の飲みすぎ。外科系の先生は、神経を使い、ストレスが溜まるので、お酒好きが多いと言われていますが、どうでしょうか。ちなみに、歯科医も外科系です。一日の診療が終わると、結構、「ハイ」になってます。そこで、お酒を飲んで、神経を落ち着かせ、ストレスを放散すると言う先生もある。

肌荒れ。手を何度も、消毒液で洗うので、手荒れする。ガサガサです。

クリニックにおける個人情報保護(2006/08/01)(ヘェ〜3.5個でした)

ケースワン: 患者さんに治療内容を説明する時に、他の患者さんの治療例を見てもらいながら説明する。

ケースツー: ホームページやクリニックの待合室に患者さんの治療の写真を掲載する。アメリカの矯正クリニックの待合室には、多数の患者さんの治療後のスマイルの写真が貼ってある。

ケーススリー: 学術雑誌に治療の写真を掲載する。「顔写真を掲載しても良い」との患者さんの承諾書を論文と共に学術雑誌社に送れば、顔写真がそのまま掲載され、承諾書がなければ、目が黒丸で隠されて掲載される。目が隠されても、誰だかわかることが多い。

ケースフォー: 患者さんの友達が、同じクリニックで治療を受けていると知っている場合に、その友達の治療経過を先生に質問する。

顔写真ではなく、口の中の写真であれば、承諾なしに公開してもOKだろうと言う先生もあれば、NOだと言う先生もある。アメリカでは、治療開始前に、治療申込書または契約書を取り交わす場合もあり、その中に、さりげなく、「承諾します」と記載されてあったりする。日本では、治療申込書や契約書は、あまり一般的ではないようだ。

小児の患者さんが多い矯正クリニックでは、広い診療室に治療チェアーが無造作に並んでいたりして、プライバシーや個人情報には無頓着なところもある。他方、成人の患者さんが多いところでは、診療室も個室または準個室になっており、プライバシーや個人情報に気を使っているところが多い。

とりあえず、私のクリニックでは、患者さんの顔面写真や口腔内写真は、他人には見てもらわないようにし、誰が治療している又は治療したことがあるについても答えないようにしている。

話は変わりますが、医療法では、医師、歯科医師、看護士、歯科衛生士は、職業上、知りえた情報を漏らしてはいけないことになっているが(法律上の正確な文言は、知らないけれど)、上記以外の仕事をしている人(受付の人など)には、当てはまらないらしい。しかし、問題が起こった時には、民事上の追求は、されるのでしょうね。

アットホーム、ノットアットホームな歯科クリニック(2006/07/01)(ヘェ〜4.0個でした)

零細企業である歯科クリニックは、その先生の趣味や考え方が強く反映されます。その先生がトップですから。アットホームなクリニックにしたい先生は、待合室にヌイグルミや植木を置いたり、インテリアも木の色をメインにしたりします。処置室には、植木など、多くの物が置いてある。そして、クリニックと自宅が同じ建物です。スタッフが休んだりすると、奥さんが受付を手伝ったりします。時々、クリニック内を先生の家族がウロウロしてたりします。先生もスタッフに私用の用事を頼んだりします。先生は、患者さんと、お互いのプライベートな話題を話したりする。

一方、ノットアットホームなクリニックを目指している先生もあります。ヌイグルミや植木は非衛生的になりやすいので、置かない。ひたすら、シンプルなインテリア。処置室は、清潔でなければならないので、必要なもの以外は何もない。汚れが目立つように、床とか壁はホワイト。仕事とプライベートを区別したいので、クリニックと自宅は別。先生の家族は、クリニックにあまり来ない。先生は、患者さんと、お互いのプライベートな話題は話さない。

一般歯科クリニックは、前者で、専門歯科クリニックは、後者であることが多い。というのは、一般歯科クリニックには、近所の方が家族ぐるみで来院されますし、健康保険証を見れば、職業や家族構成も、ある程度、わかります。そして、先生が近所の学校の校医だったり、PTAの役員だったりします。地域密着型です。

他方、専門歯科クリニックには、遠方から来院されますし、家族全員が来院されることはなく、大部分の方の矯正治療は、保険が適用されませんので、健康保険証から職業や家族構成を知ることはできません。ですから、専門医は、患者さんのプライベートについて、ほとんど知らないので、それについて話できない。地域密着型ではありません。

地域密着型であるかどうかと、クリニックのインテリアの間には相関があるかどうかはわかりませんが、そんな感じがします。クリニックの立地条件、駅前、ビジネス街、住宅地、下町、などによっても、クリニックの雰囲気は、異なるでしょう。

ちなみに、私は、後者です。処置室で治療の説明をすると、そこにはデンタルチェアーだけなので(通常、光重合器のような小機械や消毒綿や薬ビン等が棚や台の上に置かれているが、私のクリニックでは、むき出しだと清潔でないので、必要なものは全て収納している)、「ここで治療するのですか?」と質問されたり、出来るだけ、生活の匂いがしないようにいるので、時々、「先生は、独身ですか」と質問されたりする。

歯科医の趣味がわかる。(2006/06/01)(ヘェ〜4.0個でした)

歯科クリニックの待合室の雑誌を見れば、その先生の趣味がわかる。ゴルフ好きの先生のところにはゴルフ雑誌が、車好きの先生のところには車の雑誌がおいてある。

井上矯正歯科クリニックの待合室には、関西ウォーカー、STORY(女性向け月刊誌)、non-no、the Quintessence(歯科雑誌)、Newsweek(洋書)、COSMOPOLITAN(洋書)、週刊アスキー、WebSite expert(ウェブサイト雑誌)。さて、私の趣味は、なんでしょう?

クリニックから出るごみは、45リットルで2500円。(ヘェ〜3.0個でした)(2006/05/01)

クリニックから出るごみは、感染性廃棄物となるので、それを取り扱っている業者に回収を依頼する。業者によって多少値段は異なるが、45リットルのダンボール箱で2500円ぐらいです。45リットルのプラスティックの箱だと、3500円ぐらいする。

感染していない事務所からでるごみは、45リットルのナイロン袋で380円ぐらいです。

ちなみに、歯科クリニックでは、ごみを7種類に分別している。血液や唾液に汚染された感染性廃棄物、注射針のような感染性廃棄物で鋭利なもの、不要になった石膏模型、レントゲン写真のための現像液と定着液、医療事務処理中に生じる一般事業ごみで燃えるごみと燃えないごみ。これら全ては、家庭用ごみではないので、処理業者に有料で引き取ってもらう。

感染性廃棄物かどうかの判断は、国によって異なるようだ。

矯正プライヤーの値段は?(ヘェ〜4個でした)(2006/04/01)

矯正プライヤーというのは、矯正ワイヤーを口の中に装着したり、口の中から撤去したり、矯正ワイヤーを屈曲したりするペンチの形をした道具です。細いワイヤーを切断するピンカッターやディスタルエンドカッターが最も高額で、20.000円前後です。その他のプライヤーが、一本につき、10,000円から15,000円ぐらいします。特殊なものだと、25,000円ぐらいします。

一人を治療するのに、通常、5-6本のプライヤーを使う。これにピンセットやデンタルミラーなどを含めると、ワンセットで100,000円ぐらいします。使う度に、滅菌しなければなりませんから、20セットぐらい必要です。すると、それだけで、トータル2,000,000円です。プライヤーは、消耗品ですから、時々、新調します。

ホームセンターでも、似たようなペンチが販売されていますから、以前、購入してみたことがありますが、精度が悪くて、使い物になりませんでした。

デンタルチェアーの値段は?(ヘェ〜4.0個でした)(2006/03/01)

デンタルチェアー(歯医者にある診療椅子のことです)の1台の値段は、タービン(歯を削る器具)が1本とエンジン(入れ歯を削る器具)が1本とバキューム(唾液を吸い取る器具)が1本が附属している最低限の装備で、300-400万円ぐらいです。これらが附属せず、チェアーだけの値段は、150-200万円ぐらいでしょうか。

これとは別に、タービンを動かすためのコンプレッサー(50-200万円; デンタルチェアーの数が多ければ、大きなものが必要です)や、バキュームを動かすための機械(50-200万円)が必要となります。もちろん、配管などの設営費用は、別です。

ドイツ製のフル装備のものなら、1000万円ぐらいします。

通常、一度に支払えないので、リース契約することが多い。

「サエキけんぞう」って、何者?(ヘェ〜4.0個でした)(2006/02/01)

歯医者なら、サエキけんぞうさんを知っています。そう、彼は、徳島大学歯学部卒の歯科医なのです。

以前は、歯科医としてアルバイトしながら、ミュージシャンをしていました。それとも、趣味でミュージシャンをしていた歯科医だったか?

今も歯科医として働いているかどうかを、インターネットで調べましたが、よくわかりませんでした。ご存知の方がおられましたら、教えて下さい。歯科医としての安定した収入を当てにしないで済むくらい、ミュージシャンとして、成功しているのかを知りたい。

2006年2月1日に、「サエキけんぞう」とYahooで検索すると、142,000件で、Googleでは、124,000件だった。知る人ぞ知るミュージシャンです。

歯型をとる材料の主原料は、海産物?(ヘェ〜3.0個でした)(01/JAN/2006)

アルジネート印象材という歯科医院で最もよく使われている歯型をとる材料の主原料は、ジャイアントケルプなどの海草をアルカリ処理してできるアルギン酸です。アルギン酸がカルシウムと反応してアルギン酸カルシウムとなり、非可逆的にゲル化する性質を利用しています。

なんと、人工のイクラやキャビアも、アルギン酸で作られています。家庭でも簡単に作れます。アルギン酸溶液とカルシウム溶液を用意します。アルギン酸溶液を、カルシウム溶液の中に一滴たらします。その一滴の周囲がアルギン酸カルシウムの膜をつくり、その中は溶液のままです。

イクラを熱いお湯の中に入れると、本物のイクラでは蛋白質が変質して白く濁るが、人工のイクラは透明なままです。

蛇足ですが、手打ち蕎麦と機械打ち蕎麦の見分け方を知っていますか?手打ちは、職人さんが蕎麦を切るので、太さにバラツキがあるが、機械では同じ太さの蕎麦になるというのは、昔の話です。今の機械は、職人さんが切るように、太さにバラツキがでるように切るのです。「わざわざ、そこまで、するの?」って、感じですね。

イクラが好きな人が本物のイクラを食べると、「やっぱり人工のイクラが好きだ」ということも多い。本物のイクラは、結構、クセがありますから。

ちなみに、英語で、algae(アルジー)は「藻(も)、藻(そう)類」です。

歯医者って、儲かるの?(ヘェ〜2.5個でした)(01/DEC/2005)

儲かっていた時代もありました。昔は歯科医が不足していましたので、一人の歯科医が一日に50-80人ぐらいの患者を治療していました。1日に10時間診療すると、一人当たり10分の治療です。とてもじゃありませんが、良い治療はできませんでした。そこで、歯科医を増やそうということで、30年くらい前に歯学部を増やしました。その結果、現在、一年に約2,000人が歯学部を卒業し国家試験を受けて歯科医になります。増えすぎました。今の東京では、一日に10-20人の患者数です。その結果、丁寧な治療ができるようになりましたが、あまり儲からなくなりました。

アメリカでも、一年に約2,000人が歯学部を卒業し州試験を受けて歯科医になります。日本とアメリカでは、ほぼ同数の歯科医の増え方です。しかし、日本の人口は、アメリカの半分です。今後、日本の歯科医の数は過剰になるいうことで(今でも、十分、過剰です)、現在、歯学部の定員を減らしつつあります。しかし、私立の歯科大学は、定員を減らすと、大学の経営が立ち行かなくなりますので、減らそうとはしません。今ある歯学部を廃部するのは、もっと大変です。

日本では、コンビニの数よりも、歯科医院の数のほうが多いのです。今は、まだ、ましだが、将来は暗い。でも、歯科医が必要でない時代が直ぐに来るとは思えないので、儲かっている歯医者と儲かっていない歯医者の分極化が進むのだろうと言われている。

デーモンシステムって、本当に良いの?(ヘェ〜2.5個でした)(01/NOV/2005)

2005年11月1日に、「デーモンシステム 矯正歯科」というキーワードを入れて検索すると、Yahooで14,600件、MSNで4,664件、Googleで916件でした。デーモンシステムが日本に入ってきたのは、ほんの数年前にもかかわらず、すごい人気です。

デーモンシステムの人気は、一過性の流行だと言う人もいますが、すべての矯正治療でデーモンシステム(正確には、ローフォース・ローフリクション装置と言うべきでしょうか)が使われるということはないにしても、かなりのパーセンテージで定着するでしょう。

デーモンシステムといった時、デーモンブラケットをさす場合と、Dr. Damonの治療アイデア(たとえば、ヘッドギアや拡大装置やホールディングアーチを使わないなど。もっとも、すべての症例でそうだと言っているわけでもないのでしょうが)をさす場合と、ローフォース・ローフリクション装置(デーモンシステム、クリアスナップ、STBは商品名で、 ワイヤーを通すためのスロットの蓋の形状がそれぞれ異なる)をさす場合がある。本当は、それぞれを正確に使い分けしなければならないのですが、実際には、皆、混同して使うので、何が何だかわからないこともある。

デーモンブラケットやデーモンシステムが残るかどうかはわからないが、ローフォース・ローフリクション装置は、今後、主流をなるでしょう。

この現象は、数十年前にストレートワイヤーブラケットが発売された時と似ているような気がする。「従来のスタンダードエッジワイズ法と比べて、ストレートワイヤー法が治りやすいということはなく、術者の操作が少し楽になる程度だ」と言う先生も多かった。そうはそうなのですが、結局、ストレートワイヤー法が主流となった。もっとも、いまだにスタンダードエッジワイス法で治療している先生も少なからずいますが。

でも、デーモンシステムの人気が過熱気味です。その反動が少し怖いです。すなわち、デーモンシステムに過大の期待をするあまり、その期待が達成されない時には、デーモンシステムはダメだと言われてしまうかもしれません。

「デーモンシステムは、治療期間を短縮させ、抜歯の可能性を減少させ、初期の痛みを軽減させる」というキャッチフレーズで売っていますが、必ずしも、そうではありません。デーモンシステムを使うことによって、治療期間が短縮できる人もあるし、抜歯の可能性を減少できる人もあるし、初期の痛みを軽減できる人もある。デーモンシステムで治療しても、従来の方法とあまり変わらないこともある。でも、少なくとも治療期間を長くし、抜歯の可能性を増し、初期の痛みを増やすことはないようだ。

デーモンシステムは高級なゴルフクラブのようなものです。普通の人が高級ゴルフクラブを使っても、スコアが上がるわけではないでしょう。プロの矯正医がデーモンシステムを使えば、良い結果が得られる可能性が高いが、経験が少ない先生がデーモンシステムを用いても、あまり変わらないでしょう。使い方は、結構、難しい。「弘法、筆を選ばず」です--ちょっと違うか。

医学は日進月歩で発展しています。常に、最新の動向に注意が必要です。

歯医者さんは、歯磨剤が嫌い?(ヘェ〜3.5個でした)(01/OCT/2005)

歯科医や歯科衛生士の多くは、歯磨剤を使わずに歯ブラシだけで、テレビを見ながら、雑誌を読みながら歯を磨いています。唾は、そのまま飲み込んでしまいます。こうすると、15分間ぐらい、磨けます。その後、洗口液で、うがいしても良い。

歯磨剤を使うと、歯を磨いている間、時々うがいをするために、ずっと洗面台の前に立っていなければならない。すると、せいぜい、2-3分ぐらいしか磨いていない。

歯列の周囲のトータルは表と裏で約20cmで、上下で約40cmです。歯ブラシの毛の部分の長さが約2cmです。40cm÷2cm=20。すなわち、20回、歯ブラシを移動させて、歯を磨くことになる。1分間、歯を磨くと、1箇所につき、60秒÷20回=3秒間しか磨いていない。

歯を磨くと同時に、歯肉のマッサージも大切なのです。昔は、固いものを食べていたので、食物が歯肉にあたり、それがマッサージ効果となっていた。今の時代、柔らかいものしか食べないので、食べることによるマッサージ効果がなくなってきた。そこで、歯ブラシで歯肉をマッサージしなくてはならなくなった。(I am a little dubious about it, though.)

裏側矯正って、どうして高額なの?(ヘェ〜3.5個でした)(01/SEP/2005)

裏側矯正の治療が難しいから、技術料が含まれているのですかと質問される方もあります。そういう面もあるかもしれませんが、裏側矯正が高額な理由は、次の二つです。

1.ブラケットの仕入れ値段が高い。

2.ブラケットの接着やワイヤーの交換に時間がかかる。裏側装置の方を一人治療する間に、表側装置の方を2-3人治療できるでしょう。

ですから、技術料ではなく、時間給の問題でしょう。

「アメリカから矯正材料直輸入のため、低価格を実現」の宣伝は本当なの?(へェ〜3.0個でした)(01/AUG/2005)

アメリカには、びっくりするほど安価なものがあります。それらは、あまり聞いたことのないメーカーのものです。でも、矯正歯科クリニックの経費には、人件費やテナント料や広告宣伝費などもありますから、矯正材料だけが低価格で仕入れできても、治療費はそんなに安くならないような気がしますが。

矯正歯科クリニックの広告や宣伝は、なぜ派手なの?(01/JULY/2005)

理由は一つ。リピーターがいないからです。矯正治療が終了すると、その方は二度と来てくれませんから、常に新規の方を獲得しなければならないのです。

一般歯科であれば、虫歯を一つ治療しても、しばらくすると、その隣の歯が虫歯になります。年をとって歯がなくなれば、入れ歯が必要になります。その入れ歯も、時々、作り直す必要があります。このように、一般歯科ではリピーターが期待できるのです。

矯正治療って、月に1度の通院なの(01/JUNE/2005)

昔は、1週間に1度の通院でした。なぜならば、ワイヤーなどの性能がよくなくて、1週間ぐらいで、歯を移動させる力が無くなったり、ワイヤーが変形して適正な方向に適正な大きさの力 が作用しなくなっていたのです。

最近では、温度形状記憶合金のワイヤーなどを使うと、食事中に噛んでワイヤーが変形しても、口の中の体温で元の形に戻り、適正な方向に適正な大きさの力が働くのです。

ですから、以前のように、頻繁にワイヤーを交換する必要がなくなり、現在では、1ヶ月に1度の通院が普通になりました。アメリカでは、2ヶ月に1度の通院のところも増えつつあります。

歯のホワイトニングは偶然から始まった?(01/MAY/2005)

アメリカの矯正歯科医が、ある人の矯正装置を撤去したところ、歯肉炎になっていた。そこで、マウスピースの中に消毒液を入れて、自宅で、口の中に入れておくように指示した。しばらくして、その人が再来院してみると、歯が白くなっていた。これがヒントになって、歯のホワイトニングが始まった。

これが、事実なのか、それとも、作り話なのかはわからないが(知っている人がいれば、教えて下さい)、ホワイトニング剤の主成分が消毒液(過酸化水素)なのは、本当です。

ブラケット(歯の表面に接着する約3mm立方の粒)は選べるの?(01/APR/2005)

矯正歯科医院では、数種類のブラケット(歯の表側で金色か銀色か透明か、裏側で銀色か)を用意しています。その中から選ぶことはできますが、それ以外のものを使ってもらうのは、難しいかもしれません。なぜなら、通常、製造業者は、ブラケットを10症例単位で販売していますか、先生は、1人のために、10人分を購入しなければならないのです。残りの9人分が無駄になるのです。つまり、その後、その残りの9人分のブラケットを希望する人がいないかもしれない。在庫にして、しばらくすると、それらが旧型になって廃棄処分をしなければならない。

話はかわりますが、どの先生も、新しいブラケットが発売されるたびに、どれだけの量の旧型を廃棄処分にしたことか。もちろん、在庫の旧型を使い切ってから、新しいブラケットを使えばよいのですが、心情的に、そうもいかないものなのです。

乳歯がある頃から矯正歯科治療を始めるのは、経済効率が低い?(01/MAR/2005)

「乳歯がある頃から矯正歯科治療を始めると、永久歯に生え揃ってから始めるのに比べ、矯正歯科治療期間が長くなる。永久歯が生え揃ってからでも治るのであれば、その方が、経済効率/生産性/productivityが高いのではないだろうか?」という記事が、以前、アメリカの経済誌に掲載されたことがある。確かに、永久歯列期になってから始める方が、全体の矯正歯科治療期間は短いでしょう。しかし、医療と経済効率を同列に議論するのも問題でしょう。

話は少し変わりますが、アメリカの矯正歯科医の方が、日本の矯正歯科医よりも経済効率は高いようです。すなわち、1日8時間診療した場合、アメリカの先生の方が日本の先生よりも2〜3倍くらいの数の患者さんを治療している。

矯正歯科治療前後の歯並びの写真を広告に載せるのは、適法か?(01/FEB/2005)

医療機関の広告宣伝については、医療法で制約がある。以前、W県で新規開業した矯正歯科の先生が矯正歯科治療前後の写真を載せた折込チラシを新聞に入れた。あとで、保健所に叱られ、始末書を書くはめになった事件は、関係者の間では有名な話だ。

ホームページは不特定多数の人に見てもらうものではなく、見る人が意思を持ってホームページを見ているのであるから、矯正歯科治療前後の歯並びの写真を載せてもよいらしい。

国立大学病院の矯正歯科費用料金治療費はリーゾナブルか?(01/JAN/2005)

国立大学病院の矯正歯科費用料金治療費は、バブル経済の頃に、厚生労働省によって決められたので、割高といえるかもしれません。その後、バブルがはじけ、開業医の矯正歯科費用料金治療費は少し安くなったような気がします。ですから、以前は国立大学病院の矯正歯科費用料金治療費は開業医の半額程度だったが、現在では、その差は大きくないようです。

先生によって矯正歯科治療の内容が異なるのはなぜ?(01/DEC/2004)

いつから、どんな装置で矯正歯科治療するかは、本来、どのような歯並びであるかによるのでしょうが、実際には、それぞれの先生にも、よります。矯正歯科専門医になるには、大学病院でトレーニングを受けるのですが、大学病院によって、矯正歯科治療内容が少し違うのです。ですから、その先生がトレーニングを受けた大学病院の方法を選択するようになります。同じ大学病院でトレーニングを受けた先生達は、似たような考え方で、似たような矯正歯科治療をしていることが多いようです。